鍋に木苺とたっぷりの砂糖を入れて、焦がさないようにぐつぐつ煮込むと、美味しいジャムができあがるそうです。ポイントは、一度にたくさん食べるわけではないので、健康とか気にせずに、思いきって砂糖を入れること。保存食という観点から見ても、これは重要なのですって。
私はこの作り方を、魔女が出てくる小説の中で知りました。本当にこんな簡単でいいのかしらと思っていたら、後日テレビでブルーベリージャムを作っている場面が、まさにこれとほとんど同じ。違っていたのはレモン汁を入れたことくらいです。疑っていたわけではないけれど、テレビを見たことで、小説のイメージも広がりましたね。ああ、またあの本を読みたくなってしまいました。今度、書棚を探してみることにしましょう。基本的に、今現在興味のあるものが前に出ているので、長く手にとっていないものは、発掘しないと出てこないのです。
その小説ではほかに、花の上にシーツをおいて、お日様の光をたっぷりあてて干すシーンもありました。私の想像では、イギリスの田園地方の雰囲気でしょうか。大きな湖と青々とした緑があり、自生している苺やブルーベリーがあって、季節によって、様々な花が咲き乱れる……まさに憧れの小説そのままなイメージです。
1月5