短編を選んで一冊の本になる?

短編を選んで一冊の本になる?

先日、電子書籍のみで販売されていた短編がいくつかまとまって、紙の本になりました。中のひとつはお気に入りで、ずっと、紙媒体になるのを待っていたんですよ。やっと発売されたこの本は、たくさんの作家さんの共著になっており、お得感も満載なので、出版を知ると同時にすぐ、注文してしまいました。
こういういろいろな方の作品集は、出版社が特別にセレクトしてくれたプレゼントだと思っています。だって、自分が今まで知らなかった方の話を読む、絶好の機会ですもの。長編だと「合わなかったらどうしよう」という不安もあるけれど、短ければ気軽にさらっと目を通せますからね。ただ、何作もあるうちのひとつしか好みではなかったということも、残念ながら過去にはあります。あの時はさすがに、さみしかったですね。
そこでふと思ったのですが、電子版の好きな短編を自分でいくつか選んで本にできたら、素敵ですよね。たとえるならば、ビッフェで食べたいものだけを食べるのと、同じ感覚です。今は一冊から印刷できるオンデマンド本などというのもありますから、素人考えではできそうな気はするけれど……やっぱり難しいかしら。パソコンで疲れた目を休めるために読書をしたいと思っている節もあるので、紙が恋しいのです。

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