百鬼夜行シリーズ

百鬼夜行シリーズ

わたしは京極夏彦さんの小説が好きです。中でも特に好きなのは百鬼夜行シリーズ。
京極堂こと中禅寺秋彦(ちゅうぜんじあきひこ)が憑き物落としとしてでてくるやつです。
映画化された「姑獲鳥(うぶめ)の夏」、「魍魎(もうりょう)の匣(はこ)」なんかが有名ですね。
戦後の日本が舞台で、タイトルにつている妖怪に絡んだ話や民俗学的なミステリーがとても興味深いのと、京極堂を始めとしてキャラクターがしっかりとしていて引き込まれます。
わたしは榎木津礼二郎が大好きです。
百鬼夜行シリーズといえば、その小説の分厚さも有名だと思います。
ストーリーも面白いのですが、その分厚い小説を読み終えたあとの達成感というかなんというか……。なんかそれも含めてハマってしまいました。分厚すぎて持つのも疲れるんですけど、なんか自分読んでます!感が味わえます(笑)
姑獲鳥や魍魎が有名ですが、わたしは「鉄鼠(てっそ)の檻(おり)」が好きです。
箱根の山奥にある禅寺でのお話。深々と雪が積もる雪山、禅の修行……読んでるだけで身が引き締まる気分です。
うんちくもいつも通り長いですが、つまらないとは思わず興味深く読めます。
まだ読んだことないよってい人は是非読んでほしい作品です。

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