動きたくなくなる椅子との出会い

動きたくなくなる椅子との出会い

先日、友人と遠出する機会があり、通り道に見かけた書店に立ち寄りました。広さはそれほどではなかったのですが、だからこそ隅々までしっかり見ることができたのがよかったですね。ただ狭くとも、歩きまわれば、疲れてしまうもの。私は未だ元気に見まわっている友人を横目に、備え付けの椅子に腰を下ろし……驚きました。書店でこんなに座り心地のいいものを置いていいのか、と思うくらいに、心地良かったのです。
すっぽりと体を包み込む柔らかさは、もう立ち上がるのが嫌になってしまうほどで、実際に友人が探しに来るまで、私はずっと動けませんでした。書店にこれがあるということは、お客さんはここに座って本を読むということでしょう。でも私だったら、買わずに読破してしまうのではないかしら。もうこの椅子が欲しいと思うほど、気に入ってしまいました。
またぜひ行ってみたいとは思うけれども、なにせ自宅から何時間もかかる場所にありますから、現実的に考えれば、もう二度と訪れることはないかもしれません。ちょっと残念ですが、いい思い出にはなりました。今度は、ぜひもっと近くに、居心地の良い場所を見つけたいものです。できれば素敵なソファがあるカフェなんかいいですね。

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