作品の魅力は作中にある

作品の魅力は作中にある

ふと、思いだしたことがあります。いつだったか有名な男性漫画家さんが「作品のイメージを壊さないために、姿は見せない」と言っていたことです。たしかに、読者が勝手に想像していることというのはありますよね。
たとえば、とてもかっこいいバトル漫画を描かれている人。ペンネームも中性的だけど実際は女性だったということを知った時は、かなり驚きました。逆にどきどきするような恋愛漫画を男性が書いていた時も、同じようにびっくりはしましたね。でも作品についての好き嫌いが変わるということはなかったです。だって結局かかれているのはご本人だし、その方がどんな方でも、作風が変わるわけじゃないのですもの。
しかしここまで書いて気付きましたが、そもそも女性だから、男性だからで話のイメージを決めてしまうのは、性差別かもしれません。あくまで「ひとりのクリエイターが、素敵な話を書いている」というのが、正しい言い方なのでしょう。自分で言っておきながら、そう納得しました。顔出しするもしないも、作品の良しあしにはまったく関係ないですものね。出したい人は出せばいいし、ちょっとそれは……という方は隠れたままで、とにかく元気にしてくれていればいいのです。

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