病気じゃなくても行きたくなる病院

病気じゃなくても行きたくなる病院

『天国までの百マイル』という浅田次郎さんの小説があります。この小説のモデルとなった病院に何度か行ったことがあります。第一印象は、ホテルのような病院、という印象でした。ホテルのような、と言うととても贅沢ない感じがしますね。でも、病院はキレイな方がいいですよね。
病院が好きな人はほとんどいないでしょう。治療や検査で痛い思いをするのがイヤ、恐ろしい病気です、と言われるのが怖い、時間がかかる、病院のにおいが嫌い、など理由は人それぞれですね。私はそれらすべての理由で病院は好きではないです。ただ、その病院は病院の特有の薬の匂いとか、イヤなにおいはしません。最近はにおいに配慮している病院も多いですよね。また、病院のところどころに飾ってあるオブジェが、心をホッと和ませてくれるのです。明るくて、広い空間があって、病院にいるということをうっかり忘れてしまうよう雰囲気なのです。
病院に行くだけで心は暗くなりますから、そういった明るさや居心地の良さはとてもうれしいですよね。それとそこで働く人たちも、伸び伸びと仕事をしている雰囲気で、それがこちらにも伝わってきます。さらに、レストランはおいしくて、見晴も最高、なのも魅力です。病気じゃなくても、そこに行きたくなる、という素敵な病院なのです。

Comments are closed.