本は素敵な贈り物

本は素敵な贈り物

先日、どこかの雑誌で読んだ記事です。興味深い内容だったのでご紹介します。それは、「人に贈らない方がいいと思うもの」について、著者なりの理由も添えて書かれた記事でした。驚くべきことに、その中に「本」が含まれていたのです。「人から貰う本は、だいたい自分の好みと異なることも多く、読まずに結局売ってしまったりする」というのがその理由でした。分からなくもないのですが、なんだか、うーんと考え込んでしまいました。
それを言ってしまえば、贈り物全般がそれに当てはまりますよね。文房具でも、洋服でも、アクセサリーでも。自分の好みに合ったものだけを貰えるとは限りません。それとも、読書習慣のない人であれば「本を貰っても読む時間がない。ああ、めんどくさい」となってしまうのでしょうか。確かに、一方的な贈り物は贈った相手に負担をかけてしまうこともあるかもしれません。けれど反対に、贈られてみて初めてそのものに興味を抱くということもあると思います。
「普段の自分なら絶対に手に取らないようなジャンルの本を貰った。でも読んでみると意外に楽しかった」ということだってあり得るのです。食わず嫌い、いえ、読まず嫌いは絶対にもったいない。もしかしたらページを捲ったそこに大きな感動が待っているのかもしれませんから。

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