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私がファンレターを書く理由

私がファンレターを書く理由

お気に入りのコミックスがアニメ化したり、映画になったり舞台になったり、最近……といってもここ何年かですが、嬉しいサプライズが多くて、頻繁にウキウキしています。未来に楽しみにしていることがあると、何事もやる気になれていいですよね。「あと何日頑張れば、あれが見れる」「あのためにしっかり働かなくちゃ」「あれに出掛けるから、綺麗にお洒落しよう」と、全てが楽しくなるので、本当に助かります。
そして、そんなに夢中になれる素晴らしい作品を作ってくださった作者には、もう感謝しかありません。私達読者ができることはコミックスやグッズを買ったり、ファンレターを書くことくらいですから、作品を見た後は必ず手紙を書くようにしています。昔は「私は字も上手くないし、文章書くのも緊張しちゃうからやめておこう」なんて思っていたのですけれどね、以前好きな作家さんが「読みました、の一言だけでも嬉しいです」っておっしゃっていたのですよ。その言葉に背中を押されました。
有名な作家さんでも、ファンとの交流をしている方はまれです。だから手紙がほとんど唯一の感想ツールなのかな、と思いました。だとしたらやっぱり、ファンとして頑張らねば。文字は読めれば大丈夫、と考えることにしています。

人も本も丈夫が一番

人も本も丈夫が一番

友達が、お気に入りの本の装丁を直したそうです。古くなって表紙がはがれてしまったのだけれど、手放す気にはなれなかったので、分解して作り直したのだと言っていました。彼女はこの方法を、学生時代に学んだのですって。面白いことを教えてくれる学校があるものですね。
しかしこれは、とても羨ましい技術だと思います。私も、昔から大事に読んでいる本があるのですよ。カバーもページもぼろぼろで、でもセロテープで修繕するとあとから色が変わってしまうので、それもどうかと思い、そのままにしています。彼女ならうまく綺麗にしてくれるかしら。……宝物だから、自分で何とかしたい気もするのですよね。やり方を教えてもらえるか、聞いてみるほうがいいかなあ。そうすれば、次に直したいものができた時も、自分で何とかできますものね。
大事なものが新品のように美しいことが、必ずしもいいとは思いません。ただ手に取るたびに「これ以上壊れてしまったらどうしよう」と心配にならなくて済むよう、ある程度の頑強さは欲しいところです。もし本が直せるのならば、見た目はそれなりでもいいので、表紙を厚くしてみることにしましょう。まずは近日中に、友人に連絡を取りたいと思います。