仕事に家事に育児にと、大忙しの知り合いが、毎週必ず二枚以上のDVDを見ているそうです。映画ならば一枚最低二時間ほど。それが二枚で四時間となれば、なかなか大変ですよね。いったいどうしてそんな事ができるのかと聞いたところ、DVDは常にレコーダーの中に入れておいて、隙間のちょっとした時間に再生しているのですって。「洗濯物をたたみながら、歯を磨きながらでも見られるよ」と言うので、それはすごい、と思いました。
しかし後者の読書は、私も昔、やっていました。使うのは手だけですから、目は自由なんですもの。この時間を使わない手はないと思ったのです。しかし、後日、それは諦めましたよ。歯医者で衛生士さんに「もっと頑張って磨いてくださいね」と言われてしまったからです。おそらく気持ちが本に向いてしまい、手がおざなりになってしまっていたのでしょう。気付けば確かに長時間はたっている、けれど肝心なところに歯ブラシが当たってなかったのです。
だから知人にも、気を付けてねとは言っておきました。そうはいっても、文字を追わなければいけない本よりは、画面を見ていればいいDVDのほうが、難易度は低そうですけれどね。隙間時間の活用も、ある意味難しい問題です。
4月27