昔話に登場するおじいさんやおばあさんの年齢を知る機会があったのですが、四十歳と聞いて、驚いています。現代で同じ年の人達は働き盛りで、おじいさんと呼ばれるふうには見えないからです。しかし具体的な年代はわからずとも、平安時代の寿命は三十歳、江戸時代でも四十歳と言われていることを考えれば、違和感はないのかもしれませんね。
そもそも時代によって、成人とされる年も異なっていますもの。今の日本では二十歳と決まっていますが、昔は十四歳とか、そのくらいでしたよね。今までストーリーばかり気にしていて、登場人物の詳細設定まで意識したことがなかったけれど、考え方や文化の違いがつまっていて、興味深いと思いました。外国の古い物語となると、なおさらいろいろ、違ってくるのでしょうね。
せっかくなので、こうやって好奇心を持っている時期に、昔話や伝承物語など、普段なかなか選ばない分野の作品を読んでみましょうか。きっと目から鱗の、新しい発見があるはずです。それならきっと、最初は定番の話がいいですよね。私が最初に買ってもらった絵本は、シンデレラだったのだけれど、それは既に原作を読んだことがあるので、別のものにしようと思います。
1月17