先日母が友達と会話をしているのを聞きました。「最近○○の病院に通ってるの。××が悪くてね」「やっぱり年には勝てないよねえ。ああ、嫌だ」まるでがんと頭を叩かれたかのような衝撃。つい最近、同様の話を私も友達としたばかりなのです。
私と母は親子ですから、何十歳と年齢が離れています。それなのに話題が同じって……。体に不調が出るのは仕方がないとしても、こうやって気持ち的にも年をとっていくものなのかと思いました。せっかく年下の友達もたくさんいるのに、これではいけません。病は気からとも言いますし、なにか対策を練らなくては。
そんな私がとった方法は、十代のときに好きだった本を読み返すことでした。同級生と毎日くだらないことを話していたあの頃。今までの人生で一番感受性が豊かだったあの時期を思いだせば、若い気持ちを取り戻せるだろうと考えたのです。
結果は成功。懐かしの作品に浸り、ひとりでうきうきわくわくしています。友人にも「懐かしのあの話、いいよ」と勧めてみなくては。やはりこういうものは、皆で楽しむのがいいですからね。学生時代のようにわいわい騒いで、今の疲れは吹き飛ばしましょう。そしてまた、明日に向けて頑張るのです。
2月20