Monthly Archives: 9月 2015

続かない読書記録

続かない読書記録

先日、有名なスポーツ選手は、ノートに記録をとっているという記事を読みました。練習で気になったことや改善点、数値的なもの等々、気付いたことをとにかく何でも、書きとめるのだそうです。それを後から見返していろいろ考えることによって、見えてくるものがあるのだとか。そこまでの信念というか、情熱ってさすがですよね。尊敬します。
かく言う私は、つけた方がいいと言われている読書記録すら、続きません。本は読むんです。でもそれをいちいちノートに書くのが、面倒なんですよね。ああ面白かった、でいいんじゃないかと思ってしまいます。もちろん知識として記憶すべきことは文字にするんですけど、そちらは直接、ページに記入しているんですよ。本が傷むと気にした時期もありましたが、今は、こうして自分の身になるならと割り切ってしまっています。
必要だとか、ためになるとか言われても、嫌になってしまうことはあるものです。私も心を入れ替えてチャレンジすれば、きっとできるのでしょう。でも、それが苦痛になって、読書が嫌いになってしまっては本末転倒ですよね。「頑張らなければいけない」「やっぱり無理するのはやめよう」と二つの気持ちの間で揺れながら、今日もページを繰っています。

それぞれの精神安定剤

それぞれの精神安定剤

先日、今までに何十回と見ているDVDを、再試聴しました。ストーリーも台詞もわかっているのに繰り返してしまうのは、たぶん安心感なんだと思います。これを再生するのは、決まってちょっと疲れているとき。「なにか良いことないかなあ」と日に何度も呟くようになったら、視聴のタイミングです。
でも、じっくり画面を見つめているわけではありません。音声を聞きながらぼんやりしていることもあるし、本を読んでいることもあります。要は、あのDVDが流れているという状況が、私を安心させるんです。
このように精神安定剤になるものは、皆さんそれぞれ持っているかと思います。親戚の赤ん坊がいつもタオルを握り締めていることも、友達が勝負の日には決まって同じハンカチをポケットに入れていることも、同じ意味合いですよね。前者はまさしく安定剤、後者は験担ぎと言えるでしょう。ちなみに、落ち込んだ時に見る本というのも決まっていたりします。それは軽い気持ちで読める四コマ漫画。登場人物たちの明るい言動が、私の悩みなど些細なものだと吹き飛ばしてくれるのです。
長い人生を生きていく中で、これらのものには、きっと何度も助けられることでしょう。ずっと大切にしていかなければ、と思いました。