子供の頃、イギリスのファンタジー、中でも幻想的な生き物が出てくるものが好きでした。ユニコーンやドラゴン、巨人に妖精などなど。異世界のものという点では、日本でいう妖怪みたいな感じかなとは思いますが、イメージはまるで違いますよね。どこかオドロオドロシイ和のものたちと、キラキラ華やかな洋のもの。たぶん、行ったことがない海の向こうだからこその憧れも混じっていたのでしょう。しかしこれは昔の話です。今は海外ファンタジーを手にとることは、すっかり少なくなっていました。
ところが先日、面白い記事を目にしたら、また読みたくなりました。西洋では、家や木に、小さなドアを作ることがあるらしいんです。それは不思議を愛する子供たちに、夢を与えるため。形も材質も様々のそれは、妖精のドアと呼ばれているそうですよ。
この話は、私に衝撃を与えました。外国の方の発想は、なんてお茶目で、素敵なんでしょう。子供たちはそれを見て、自分よりももっと小さなものの存在を想像するんですね。いいえ、私のような大人だって、考えてしまいます。
大人は子供が成長しただけの姿。だから当時の夢を持っていたっていいと思っています。そういうわけで、ファンタジー熱、再燃しました。
8月26