Monthly Archives: 7月 2015

じゃがいもに歴史あり

じゃがいもに歴史あり

先日、じゃがいものグラタンを作りました。ホワイトソースは手作りです、とか言ってみたいですが、レトルトのものです。それでも美味しくて、家族にも好評でした。
さて、こんなじゃがいもですが、昔は悪魔の食べ物と言われていた、と本で読んだことがあります。切ったまま放置しておくと、黒っぽく変色するのがいけなかったみたいです。水につけておけば、色は変わらないんですけどね……というのは、今だから言えること。南米から持ち帰った未知なる野菜がそうなれば、当時の西欧人たちは、さぞ恐ろしく思ったことでしょう。
こうして、机上で学んだことと、実際の記憶が結びつくのはとても楽しいです。意識せずに見ている身近なものにも歴史あり。そんな当たり前のことに気付くまでに、私は何年かかっていたのでしょうね。愛用しているパソコンの中身に興味を持てば、コンピューターを作る仕事に、毎日来ている服からお洒落を意識すれば、服飾関係にと、人の道はいくらでも変わっていくのかもしれません。好奇心は人それぞれです。
その後残りのじゃがいもは、煮物になりました。定番料理ばかりなので、そろそろメニューを開拓したいとは思っています。レシピ本でも、見てみましょうか。

ビニールに包まれた新刊書籍

ビニールに包まれた新刊書籍

先日、遠出をしたついでに、ちょっと大きめの書店に寄ってきました。いつも行くところとは違うため、どこになにがあるかわからず、店内をうろうろ。やっと見つけたライトノベルコーナーで、新刊を買おうとしたら……。全部、ラップみたいなビニールに包まれていました。気になった初めての作家さんの、せめてあとがきだけでも目を通したかったのに、残念です。その日は冒険する気分ではなかったので、結局購入は諦めました。
 商品を買い手に綺麗に届けるためには、こういうこともすべきなのかもしれません。でも私のように、ちょっとどんな感じか見てみたいという人だっていますし、見本誌みたいなものが置いてくれてあればなあ、とは思います。やっぱり、初見の作家さんの作品を、表紙のイラストと裏表紙のあらすじ、そしてレーベルに対する信頼だけで買うのは、よほど前向きな気持ちになっているときでないと、ちょっとこわいです。小説は文章ですから、文体の確認をしなければ。出版されているのだからそれなりの内容だとは思っていても、好みばかりは、どうともなりませんからね。
題名はチェックしてきましたから、近所のお店で探してみることにしましょう。ラップに包まれていませんように。