果たして本には読む以外の使い道があるのでしょうか。先日、友人たちとこんな話になりました。私の脳裏に浮かんだのは、「百科事典を枕にして昼寝する」某漫画のキャラクターの姿。でも枕代わりに使われるのではあまりに本が可哀想というもの…(本をつくった人たちもそれを見たら泣いてしまいそうですよね)。
一人の友人がこんなことを言いました。「お腹が空いたときに食べられる本があればいい」すると別の友人が、「それだと本に賞味期限を記載しないといけないね。食品衛生法にも絡んでくる訳だ。それに、従来の書店と取次システムだけでは機能しなくなる。そもそも返品はどうするのか」。うーん、現在の出版業界ではあまり現実的ではないようです。議論は徐々に白熱します。
それならば、と別の友人。「真っ暗な中でライトがなくても読める本があればいい。特殊なインクで文字が印刷されていて、暗闇の中で光るの。」これにはみんな面白い!と絶賛の声。暗闇の中で読み取れるほど光る特殊なインクなんてものがあればですが。そしてそんな印刷技術はあるのでしょうか。それとも実は、この世にはすでにそんな本が存在しているのでしょうか。いいアイデアだと思うのですが。光るインクの本。どうでしょうか。
2月26