Monthly Archives: 2月 2014

病気じゃなくても行きたくなる病院

病気じゃなくても行きたくなる病院

『天国までの百マイル』という浅田次郎さんの小説があります。この小説のモデルとなった病院に何度か行ったことがあります。第一印象は、ホテルのような病院、という印象でした。ホテルのような、と言うととても贅沢ない感じがしますね。でも、病院はキレイな方がいいですよね。
病院が好きな人はほとんどいないでしょう。治療や検査で痛い思いをするのがイヤ、恐ろしい病気です、と言われるのが怖い、時間がかかる、病院のにおいが嫌い、など理由は人それぞれですね。私はそれらすべての理由で病院は好きではないです。ただ、その病院は病院の特有の薬の匂いとか、イヤなにおいはしません。最近はにおいに配慮している病院も多いですよね。また、病院のところどころに飾ってあるオブジェが、心をホッと和ませてくれるのです。明るくて、広い空間があって、病院にいるということをうっかり忘れてしまうよう雰囲気なのです。
病院に行くだけで心は暗くなりますから、そういった明るさや居心地の良さはとてもうれしいですよね。それとそこで働く人たちも、伸び伸びと仕事をしている雰囲気で、それがこちらにも伝わってきます。さらに、レストランはおいしくて、見晴も最高、なのも魅力です。病気じゃなくても、そこに行きたくなる、という素敵な病院なのです。

物事の正しい意味

物事の正しい意味

子どものころ、「早起きは三文の特」ということわざ自体は知っていましたし、その意味も「早く起きると良いことがある」ということも知っていましたが、「三文」がなんなのか分かっていませんでした。辞書や教科書に、きちんとした答えは書いてあったのでしょうけれど、きっとタイミングをずらして、吸収するチャンスをなくしてしまったのだと思います。適度に曲解して、「早起きすると、良いことが三回起きる」と思っていましたね。「三文」という呼び方について違和感を持っていなかったので、思いこみは恐ろしいものだと、半ばあきれてしまいます。使い道を間違うことは大抵ないのでしょうけれど、詳しくつっこまれたらアウトでしたね。大人になる前に、「三文」がお金の単位なのだということ、知っておけて良かったと思います。知ったフリをしているどころか、自分の考えに間違いがないと思っているあたりが問題なんだ、と過去の自分だから少し強い口調でせめてしまうのですが、実際「子どもにはよくあること」と言えばそれまでなんですよね・・・。「情けは人のためならず」とか、大学に入ってもクラスの半分以上が、よくある間違い方をしていたのを思い出します。自分は偶然知っていたので、間違った友達をからっていましたが、一歩間違えば誰だってそちら側なんですよね。