Monthly Archives: 7月 2013

普段使いの器

普段使いの器

大きめのおせちのお雑煮の器。漆塗りでとても気に入っているんだけれど、お正月にしか使えないのは勿体ない。それで、最近、具だくさんの味噌汁を作って普段の夜にも使う事にしてみた。大根、豆腐、油揚げ、人参、わかめ、そういう台所にある具材を何でもたっぷり刻んで、丁寧に取った鰹のだし汁でじっくり煮込んで、八丁味噌を溶かしいれる。味噌を入れる時は日を止めて、菜箸と味噌こしを使ってぐるぐるとお湯をかきまわして綺麗に溶けるまで時間をかけて。そうやって作った具だくさんの味噌汁をお雑煮用のお椀に丁寧に注ぎ入れて、たっぷりと小口切りにした薬味ネギを盛りつけて、お椀用の蓋をする。そして蓋をした器をテーブルに持っていってお夕飯。特別豪勢な事をした訳ではないけれど、夕飯がちょっと美味しくなる一工夫。料理をゆっくり味わって食べるためにはどんな器に盛りつけるかとか、蓋があるかないかとか、そういう事で変わってくるんだって気がついた。お気に入りのお雑煮の器を普段にも使えるし、一石二鳥。具だくさんの味噌汁は健康にもいいので、一石三鳥ぐらいになるのかな? 味噌汁を上手に作れるようになれたらもっと毎日が楽しくなるのかもしれない。頑張ろう。