若い友達が古い作品を好む理由

若い友達が古い作品を好む理由

年下の友人に、古い作品にとても詳しい人がいます。私の親世代が愛読していたようなものばかり読んでいるのですよ。良い作品は世代を超えて伝えられていきますから、もちろんそれがいけないということはありません。むしろ、自分が知らないことをたくさん知っているので、とても尊敬しています。
どうしてそのような作品を好むのかと聞いてみたところ、親戚のおばさんが好きで、借りているうちにはまってしまった、ということでした。「今のかわいくて綺麗な絵の話も好きだけど、昔の劇画チックなのとか、見ていてぞくっとするよね」と言う彼女は、ホラーでも読んでいたのかしら。ぞくっとするって、そういうことですよね……?それとも、ドラマチックで感動するということ?個性のある表現は、判別がなかなか難しいところです。
でも、結局は、新旧どちらにもそれぞれの魅力があるからこそ、両方とも手放せないということですよね。そして彼女の年代が新しいものを読むのは一般的なので、逆に古いものの話すると、注目されるのでしょう。それにしても、おばさんの本が読めるなんて羨ましい……遠方に住んでいるので会う機会はとても少ないのですが、いつかぜひ見せてもらいたいです。

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